【ご当地グルメ】これを読めばあなたも中国地方通になれるかも?≪山口県編≫
こんにちは
50代女子のトリーといいます。
「いつまでもキレイでいたい‼」
「少しでも若く見られたい‼」
そんな一心で、アンチエイジングを毎日がんばっている私です。
(と言っても、かなりゆる~くですけどね)
先日から中国地方のグルメ情報をお届けしています。第一弾は岡山県のおいしいものをご紹介しましたが、もう読んでいただけましたでしょうか。
まだの方は、こちらからどうぞ😀
さて今日は、<山口県編>です。
山口県のグルメの代表と言えばフグが一番に浮かぶと思います。と言うか、「フグ以外に何かあるの?」なんて声も聞こえてきそうですが、三方を海に囲まれた山口県には、豊富な海の幸をはじめとして、本当に美味しいものがたくさんありますよ。
あなたもまだ知らないものがあるかも知れませんので、チェックしてみて下さい。
<山口県編>
1.瓦そば
人気ドラマ【逃げるは恥だが役に立つ】の中にも登場したので、ご存知の方も多いと思いますが、山口県の代表的なグルメのひとつに瓦そばがあります。
この瓦そばは、元々は下関の川棚温泉で提供されていた知る人ぞ知るという感じのメニューだったのですが、その見た目の珍しさと美味しさから、どんどんメディアなどで取り上げられるようになりました。
そして、今では山口県内のいたるところで食べることができる、山口県を代表する名物となっています。
熱した瓦の上に炒めた茶そばがのり、その上に細切れの牛肉と錦糸卵、そして小ネギ、海苔、レモン、もみじおろしがトッピングされています。
この熱々の茶そばと他の具を一緒に温かいめんつゆにつけて食べるのですが、味の美味しさは言うまでもありません。
さらには、瓦の上にのっているので、そばがしっとりしたところもあり、焦げてカリッとしたところもあったりと、食感の違いが楽しめるのも人気の理由の一つです。
さてこの瓦そばですが、山口県内では家庭でも食べられています。スーパーなどで家庭向けに蒸した茶そばとつゆのセットが売られており、瓦の代用としてホットプレートやフライパンを使って作られることが多いようです。
具材も、牛肉の代わりに豚肉を使ったり、とろろや大根などのトッピングを加えたりして、自分好みにアレンジして食べられているようです。
私も一度本場の下関まで行って食べたこともありますが、本当に美味しくてはまってしまいました。
ただなかなか下関までは行くことが出来ないので、今では家庭用のセットを買って、たまに家で作ったりしています。家で食べる瓦そばもなかなかおつなもので、今では我が家の定番メニューになっています。
2.生外郎
外郎と言えば名古屋のイメージが強いと思いますが、山口県にも美味しい外郎がたくさんあります。
名古屋の外郎は通常うるち米を使うのに対して、山口の外郎はわらび粉を使い、砂糖を加えて蒸して作られていますので、名古屋に比べると柔らかくモチモチしているのが特徴です。
上品な甘さと食感が特徴の【山口の外郎】
中でも出来立て蒸し立ての生外郎と呼ばれるものは、真空パックされたものとは一線を画し、その上品な甘さと他には類をみないモチモチの食感で、一度食べたら忘れることの出来ない味になるでしょう。
ただこの生外郎は賞味期限がその日の内だったりと日持ちしないため、お土産には適していないのが残念なところです。
県内の数あるお店の中には、真空パック包装もしていなければ、卸売やネットでの販売も行っていないというこだわりの強いお店もあったりして、県外の人にとっては、なかなか入手困難かもしれません。
ただ、それだけ繊細なお菓子ということですし、地元の人は生外郎しか買わないという話もあるくらいなので、その美味しさは本物です。『絶対に食べてみたい』と思った方は、ぜひ機会を設けて山口県に行って本場の味を味わって下さい。
今すぐ山口県に行くことは出来ないけど、どうしても生外郎を味わってみたいと思う方は、 真空パックのものを購入してパックのまま湯煎すると、生外郎に近い味わいになりますので、こちらから試してみてはどうでしょうか。
3.宇部ラーメン・下松ラーメン
全国的にはあまり知られていませんが、山口県には美味しいご当地ラーメンが存在しています。その二大巨頭が、宇部ラーメンと下松ラーメンです。
山口県は本州の最も西側に位置しており、九州への入り口となるわけですが、そういった地理的な要素もあり、山口県のラーメンは、西部は豚骨ラーメン、東部は醤油ラーメンという具合に分かれています。
そしてそのちょうど中間地点である山口市には豚骨ラーメンの店と醤油ラーメンの店が多数混在しているのも、おもしろいところです。
こってりなようで意外とあっさり【宇部ラーメン】
西部の代表的なラーメンが、宇部市を中心として提供されている宇部ラーメンです。宇部ラーメンは福岡の久留米ラーメン系の濃厚豚骨ラーメンで、スープを継ぎ足しながら使うため、久留米ラーメンと同様に茶濁しています。
博多ラーメン以上に豚骨臭が強く、またかなりとろみがあるスープなので、一見するとこってりしているように思えますが、食べてみるとこれが意外とあっさりしており、その美味しさにスープまで飲み干してしまう人が続出です。
麺は博多ラーメンと異なり中太麺で、茹で具合もどちらかというと柔らかめで提供されますが、これがとろみの強いスープとよく絡まります。豚骨ラーメンは麺かためが常識と思っている人でも、宇部ラーメンを食べるとその常識が覆されるでしょう。
現在宇部市内には宇部ラーメンを提供する店が15店舗あります。それ以外にも、市外に進出しているチェーン店もあります。
宇部市に行った時にはぜひ食べてみたいものですが、なかなか行けないと言う方は、お取り寄せも出来ますので、おうちで楽しんでみて下さい。
山口県の東部のラーメンと言えば下松ラーメンです。下松ラーメンの特徴と言えば、何と言ってもそのスープです。
実はこちらは牛骨で出汁を取っており、これは全国的にもかなりめずらしいとのことです。少し前ですが、【マツコの知らない世界】でも紹介されて、マツコ・デラックスさんが、「美味しい美味しい」と絶賛していました。
私も本場下松市でこのラーメンをいただいたことがあるのですが、初めて食べる牛骨ラーメンなので、正直言うと最初は違和感がありました。だけど食べ続けているうちにその美味しさに目覚め、そこからはあれよあれよと言う間に食べてしまい、気が付けば完食していました。
ベースが牛骨なのでなんとなくすき焼きのような味がして、スープは全体的にちょっと甘い印象です。この味は多分、子供からお年寄りまで誰もが好む味で、日本人なら嫌いと言う人はいないでしょう。
牛骨ラーメンはとてもめずらしいので、機会があればぜひ下松に行って食べてみて下さい。『えっ、こんなラーメンがあったんだ!』って、びっくりすると思いますよ。
4.かまぼこ (練り物)
三方を海に囲まれている山口県では、かまぼこなどの練り物が多く製造されています。近海で新鮮な魚が手に入るので、食感はプリプリで魚の旨味がこれでもかというほど詰まっているのが特徴です。
山口県のかまぼこを一度食べると、『今まで食べてきたのはなんだったのか?』と思う人も多いとか。
県内にはかまぼこを製造しているメーカーもたくさんあり、瀬戸内側にあるメーカーで作ったものと、日本海側にあるメーカーで作ったものでは、当然使用している魚の種類が違うので、それぞれに異なった味のものを食べることができます。
下関市では、名物のふぐや鯨を使ったちくわや練り物が製造されていて、これも全国的にはめずらしく、山口県に行った時には絶対におさえておきたい一品です。
今はコロナで中止になっていますが、山口県内のサービスエリアやお土産屋さんには、かまぼこ、ちくわや練り物の試食コーナーがたくさん設けてあります。コロナが収束したら、ぜひ現地に行って、いろいろ食べ比べてみましょう。
5.日本酒
獺祭に代表されるように、山口県は知る人ぞ知る日本酒の産地です。その理由は、豊かな自然に囲まれ、大変美味しい水があること、山田錦や西都の雫などの酒造好適米の栽培が盛んなこと、このような理由があげられます。
全国的には売り上げが減少している日本酒業界において、山口県は10年以上連続で出荷量が前年を越えている県として、注目を集めています。
知る人ぞ知る山口県の【日本酒】
山口県の日本酒の特徴は、多くの酒蔵が海山の恩恵を受けた綺麗な水と県内で作られた酒米を使い酒造りを実施していることです。
県産の原料を使い、それぞれの酒蔵で丹精込められて造られた日本酒は、とても芳醇な香りを放ち多くの人を虜にします。その人気は国内にとどまらず、最近では海外にも多くのファンがいるほどです。
現在、山口県で作られる日本酒は淡麗旨口が主流です。もちろん全てと言うわけではなく、一部の酒蔵では、濃厚な旨口や甘口も造り続けています。
いろいろ試してみて自分好みのものを見つけるのもいいし、料理や肴に合わせていろいろ飲み分けてみるのも楽しいでしょう。
山口市では毎年【湯田温泉酒まつり】が開催されています。温泉街にある井上公園周辺に、県下20の酒蔵が一斉に集まり、参加者たちはぐい飲みチケット(おちょこ付き)を購入し、試飲しながら会場内の酒蔵を巡ります。グルメブースもあり、山口の地酒と食が味わえるお祭りとして、人気を博しています。
さて、今日は中国地方グルメの第二弾として、山口県のグルメを紹介してみました。甘いものからお酒まで、なかなか奥が深いですね。コロナが落ち着いたら、いろいろめぐってみたいものです。
中国地方のグルメシリーズですが、今後は、鳥取県、島根県、広島県と、続々と紹介していく予定なので、楽しみにしていて下さいね。
では、また